世界を救え!中級編:許しがたい相手に対して

まだ基本編を出したばっかりなので、もし中級編を読まれる方はざっと見ておく程度にしておいてくださいね。まず基本編とカルマについて理解した後に取り組んでください。

はい、それでは中級編に参りましょう。

と言っても、これは本当にケースバイケースになり、非常に難しいので、一概にお話しすることは出来ないですが、要点は突きたいと思います。そんな相手はいない方は、飛ばしちゃってください。それに越したことはないです。

恐らく人生で一人や二人、もしくは現在進行中で未だに許すことが出来ない人がいる方が多いかと思います。学生時代のいじめっ子、何かと目の仇にしてくる会社の上司、浮気した彼氏彼女、などなど。もしかしたら、一人や二人じゃ済まないかもしれません。

1:こういった場合にもまず最初に取り組むのは、紙・ノートに書いてみることです。現在進行中のものか、過去のものかにもよりますが、まず思いっきり感情むき出しで、乱暴でもなんでもいいから、腹が立っていることを包み隠さず、ぜーんぶ書きます。どうせ誰も見ないんだから、かっこつけちゃダメですよ!恥じかかされた、ダサかった自分も全部です。とりあえず気が済むまでやってください。終わって一息ついたら、少し落ち着いた状態で何回か読み直してみてください。

2:そうすると、今まではその人に対して漠然と腹が立っていたものが、文字にしてみると実際に何に腹が立っているかある程度ピンポイントで見えてくるかと思います。そしたら、それをリストにします。

3:次にリストの中の一つを取って、それについてよく思い出して考えてください。それについてまた書いてもいいかもしれません。そこはお任せします。ただ今度は、それに対して自分に全く非がなかったのかも確認します。外から今度は内の作業です。よーく逃げずに考えてくださいね。大抵は自分にも非があるものです。いくつかあったら、それを自分側のリストとして書きます。そうやって相手と自分の両側のリストを作り上げます。

4:ここで一息ついてみましょう。かなり落ち着けたのではないでしょうか?では、出来上がったリストを見てみましょう。何が問題か大分わかりましたね?それがわかっただけで、もう作業はほぼ終わっています。

5:あとは、疲れて寝てしまって次の日に回してもいいし、もし出来るのなら、ここから基本編の作業で終了。

ふぅ〜、お疲れ様でした!!

もう何をしたのかお分かりですね?はい、絞り込みです。こうやって細かく分けることで自分の前に立ちはだかる大きい相手を小さくしてしまうのです。それが中級編のコツです。


さて、ここでちょっと振り返りましょう。基本編、中級編とやってきて、何か気づき始めた自分がいないですか?気持ちに変化が現れてきてないですか?ココまでしっかりやれればシメたものです。

そうです、実はあなたに降りかかってくる問題は、全部あなた自身の問題だったのです。そしてあなたを苦しめた相手は、あなたにそれを気づかせてくれるために「悪役」をやってくれた人なのです。前世であなたが行った間違いを今世のあなたに教えてくれたのです。

問題の最中にいるときは苦しい、辛い。けど、その経験を通して理解して乗り越えて、「悪役」をやってくれた恩人に「感謝」出来るようになったのなら、あなたはもう以前のあなたではないです。

人生とは苦しい・辛いものなのです。楽しい経験もたまにはいいですが、それはあなたの心を育てません。逆に、苦しい・辛い経験をすることで、人の心の痛みがわかるようになり、そうやって心のあり方をひとつひとつ学び、乗り越えていったなら、あなたの心は魂は以前より数倍、数十倍大きくなり輝いているでしょう。これが真に成長するということなのです。